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人生ぬるま湯主義

つれづれなるままに以下略

一歌談欒Vol.1まとめ

ある一首の短歌について、みんなで好きなことを語っていこうという企画、「一歌談欒」、第一回の参加エントリーまとめです。
今回は、

 

おめんとか
具体的には日焼け止め
へやをでることはなにかつけること
(今橋愛)*1

という短歌についてみなさんに語っていただきました。
以下に、個別記事へのリンクをまとめておきます(Twitterハッシュタグ付きツイートが投稿された順)

 

まずはRyotaさんの記事。短歌の説明をしつつ、そこからRyotaさんが感じたことをエッセイ風にまとめてあるような文章でもあり、なにやら雑誌のコラムのようにも読めます。今月の一首、みたいな。

note.mu

 

続いて五條ひくいちさんの記事。「共感性」そして「驚き」というキーワードを軸にこの短歌を読み解いています。

【一歌談欒 vol.1 】短歌における共感性の扱い - ひくいちの研究室

 

続いては僕の記事です。割とゴリゴリの解釈レポート調。

dottoharai.hatenablog.com

 

次は中本速さん。「日焼け止め」に言及した方は多くいましたが、その解釈に独自の視点があります。

note.mu

 

続いて那須ジョンさんの記事です。「自意識」というキーワードを軸にこの歌を読み解いてくださいました。さらに、なんと自作の「アンサー短歌」まで添えて!

note.mu

 

 

次に、堂那灼風さんの記事。一首の短歌についての評を読んでいたと思ったら、いつの間にか「現代短歌とは?」という問を突き付けられてしまう。ある意味恐ろしい記事です。

note.mu

 

次。この企画の構想段階でお力を借りた「陰のブレーン」でもあるなべとびすこさんの記事。「おめん」と「日焼け止め」に着目しながら、他の参加者とは違うポイントへ着地しています。

nabelab00.hatenablog.com

 

続くもーたろさんは、この短歌をもとに実に妖しげな掌編を仕上げています。怪作とはこういうものを指すのでは。独自の表現が光ります。

note.mu

 

続いてさはらやさんの記事。「おめん」に着目して、友人のエピソードなどを引用しながら簡潔にまとめてくださいました。

saharaya.hatenablog.com

 

お次はえんどうけいこさん。自分の「へや」を「ユートピア」という位置づけにした上で、この主体の語り口から受ける印象への言及に独自の視点があります。

note.mu

 

続く中山とりこさんの記事では、やはり「おめん」と「日焼け止め」に注目した読みでありつつも、「普遍性」「絞り」という観点で短歌の表現について言及されていて深みが出ています。

note.mu

 

続いてはつちのこさんの記事です。下の句の表現に着目しながら、〈非現実的/現実的〉という軸を中心にこの歌を読み解いています。

tuchinocoe.hatenablog.jp

 

次は真香さんの記事。エッセイ調に仕立てていただきました。この短歌を読んでいく流れがリアルタイムで描写されているようで、短い記事の中にも時間の変化が感じられます。自作短歌も添えていただいてます。

shinkatanka.blog.fc2.com

 

続いて遠野頼さん。自分自身の場合に引きつけながら、ご自身の身体感覚に素直に読んだ結果を語っていただきました。

note.mu

 

続いてはかつらいすさんの記事です。「おめん」と「日焼け止め」というアイテムの間にある「ずれ」を軸に、この短歌、ひいては作者である今橋愛さんへの気持ちを綴っています。

note.mu

 

そして、西淳子さん。下の句への共感をもとに、「では、”何もつけずに”人と接する場合は?」というところまで踏み込んで書いています。

note.mu

 

kazaguruMaxさんは、ご自身の感覚に照らしつつ、「なにかつけ」て「そとへでる」こととその具体例が「日焼け止め」であることの関係について独自の解釈を見せています。

kazagurumax.hatenablog.com

 

太田青磁さんの記事では、主に表記の特徴や言葉のリズムなどに注目しながら、表現自体と内容の関係と効果を指摘しています。

seijiota.hatenablog.com

 

以上、17名(僕を除く)の方にご参加いただきました。ありがとうございます。
注目するポイントは重なったりもしながら、そこからたどり着く結論にバリエーションがあったりするなど、大変に面白く読ませていただきました。
一歌談欒、第二段以降も、よろしくお願いいたします!

*1:初出:今橋愛『O脚の膝』引用は山田航編著『桜前線開架宣言』によりました